まだまだ寒いですね。エアコンのリモコンを無くしてもう半年近くなります。ほんと、どこいった。おかげでコタツが手放せないです。
先日VAPEWORXさんの公式Twitterでこのブログを紹介していただきました。公開すぐから沢山の方に見ていただいているようで有難くも戦々恐々としています。
宣伝ついでってわけではないですけどMANTA MTL 2.0 RTAを頂いたのでご紹介します。提供ですってよ、奥さん。
MANTA 2.0 MTL RTA
てなわけでADVKENのMANTA MTL 2.0 RTA。その名の通り先代MANTA MTL RTAの進化版です。カラーバリエーションはSSとBlackの2色。今回はSS(ステンレススチール)になります。
内容物は以下の通り。
内容物 |
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MANTA MTL 2.0 RTA |
交換用ガラスチューブ×1 |
マニュアル(米/中のみ) |
ADVKENの各種SNS案内カード |
予備パーツ(ネジ、Oリング)/マイナスドライバー |
クリーニング用(?)クロス |
ガラスチューブは既に本体にはめてあるあるものと同じものが付属します。このクロスはいつ使うのかちょっと疑問。
前作と具体的に何が変わったのかというと、見た目とかデッキとかエアフローとか。まぁ言ってしまえばほぼ別物です。なんなら本家本元のMANTA RTAとも殆んど共通点が無いです。というかそもそもADVKENの製品を触るのが初めてなので、私には写真を見る限りの判断しかできませんが。
それでもマンタって名前に拘るのがADVKEN。そんなにマンタ好きなのかなぁ。あとこのメーカー名の発音は「アドビケン」であってるのだろうか。色々といとをかし。
スペックはこんな感じ。
サイズ | 22mm×41mm |
タンク容量 | 2ml |
エアフロー | ボトム/サイドエアフロー |
リキッドチャージ | トップフィル |
ドリップチップ | 510 |
価格 | ¥3,500(+Tax) |
外観
VAPEWORX商品ページより |
素材はステンレススチール。ドリップチップはPEI製です。タンク上部のSS部分にマンタがいます。こういうのをエングレービングって言うんですっけ。
ガラス部分が少ないので割れにくそうなのがいいですね。デッキ部分が大きいのでビルド時にデッキを外しやすいのもポイント高い。
デッキ部分両サイドには各3つずつのエアフローとエアーの供給形式の状態が分かるようにアルファベットが表示される窓が付いています。
デッキ
ここがちょっと特殊っぽいので詳しく解説。ぱっと見三つ穴のエアホールに見えなくもないですが、ボトム部分を回すことで、エアーの供給方法を“ボトム”“サイド”“ボトム&サイド”と3種類に変更できます。
VAPEWORX商品ページより |
“B” ボトムエアフロー
“H” ボトム&サイドエアフロー(小)
“A” ボトム&サイドエアフロー(大)
“S” サイドエアフロー
各モードはボトム部分の小窓から確認できます。回していくと小窓にアルファベットが丁度表示されるところでクリックがかかります。ビルド済みの状態でも変更できるのはいいですね。“H”と“A”エアホールの大小のみの違いです。
まぁつまりこれがどういうことかと言うと、つまり「ドローの重さは調節できない」ということです。これで重さまで調節できたらな、と思うばかりです。
デッキ自体はよくあるタイプです。2ポストのシングルビルド専用の設計です。ネジと両サイドの出っ張りのサイズが際々なので細い単線ワイヤーでも逃げなさそう。エアーの出口はボトムに1か所と両サイドのポストに2か所ずつの計5か所です。
ビルド
今回のビルドはこんな感じ。正直かなり組みやすいです。
ワイヤー | NI80/26G |
内径×巻き数 | 3㎜×8巻 |
抵抗値 | 0.8Ω |
ニクロム線を使ったのは余ってたからです。他意はありません。割と普段使っているMTL系のRTAと似たようなセッティングで試してみます。
ポスト間の隙間がかなり狭いので単線で頑張っても3㎜内径が限界そうです。クラプトンとかなら2.5㎜くらいが限度かも。
リキッドの供給口というかリキッドとコットンが触れる場所がかなり小さいので、VGの比率が高いリキッドだともしかしたらイガるかも。RTAって漏れが怖いのであんまりコットン割きたくないんですよねぇ。
吸ってみる
前回紹介したCOFのチョコミントを入れてみます。あ、軽い。MTLで吸うとむちゃくちゃ軽いです。強いて言っても重めのDLって感じ。どのモードで吸ってみても軽い。具体的に言うとエアホール全開放のgalaxiesMTL RDAと同じくらいかな。
ちょっと熱量と空気量が合ってない感じがしたのでNi80/26ゲージのワイヤーで3mm×7巻の0.6Ωちょい狙いでビルドし直しました。これです。美味い。たぶんだけど0.5Ω以下のセッティングで組むとイガる気がします。単線なら0.7Ω~0.5Ω位が一番おいしいかもしれません。
ところで、このアトマイザーで一番大事なのが「ボトムとサイドで味が変わるのか」ってことだと思うんですけど、これがあんまりわかんないんですよねぇ……。何となく、若干変わってる気がしないでもないけど「何が?」って聞かれても上手く答えられないというか。
でもこういうのってリキッドやセッティングに依ったり、個人の嗜好に依ったりするものだと思うので、好みで変更できるのは純粋にいいことなのかなと思います。商品の幅が広がるというか。
味は特別美味しいって感じはしないですけど順当かつ真っ当に美味しいって感じです。RTAライクな味というかなんというか。
総評
うーん。なんと言ったものか。MTLで吸うには軽い気がするし、かといってDLで吸うにはイガりそうだし。何度か試した結果、気持ち低めの抵抗値でちょっと炊く感じのMTLが一番合いそう、というのが私の中での結論です。少なくとも“高めの抵抗値で重いドローのMTL”が好みの方には合わないと思います。
ちょっとネガキャン気味になっちゃいましたけどもちろん好い点もあります。
例えばボトム部分が大きくてデッキを取り外しやすい、とか。いやこれ結構重要じゃないですか?取り外しにくいやつとかってあんまりにも外れなくて、使っててイライラしてきません?これがないだけでも個人的には結構評価高くなります。要は扱いやすいんですよね。使い始めて3日目現在で漏れが無いのも好印象。
他のRTAには見ない独自の機構は実感は薄いものの、いじるのは結構楽しいです。こういったギミック好きの方、普段使いしやすい手軽な22㎜のRTAをお探しの方は買ってみてもいいんじゃないでしょうか。見た目もいいですしね。
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