最近京都は暖かくなってきました。「春眠暁を覚えず」とはよく言ったものでこの時期はひたすらに眠い。学生の時はバカみたいに寝てても怒られなかったのに……。

そういえば世のベイパーさんってどんな基準で MOD を選んでいるんでしょうか。昨今のテクニカル MOD は、機能面でいえば大差ない物が多いように思います。違いといえばデザイン的なものとか、アトマイザー径の違いくらいのもので、言ってしまえばほとんど誤差みたいなものだと思うんですよね。

よく言えば似たようなスペックで選択肢が無数にある。

悪く言えばデザイン以外で気に入る要素が少ない。

性能をそこまで気にすることなく、個人の趣味嗜好で好きな物を選択できるのはいいことなのかもしれません。ですが、そのせいで何買っても一緒だなと思ってしまう一面があるのも事実かと。

私個人の趣向でいえば、“小型かつ適度な重さがあって、24mm のアトマイザーが載せられる”といったところでしょうか。

さてそんな中、今回は GeekVape と言えばの最強スコンカー MOD がやってきました。防塵防水の堅牢性を持った、他のテクニカル MOD とは一味違う特殊な立ち位置の AEGIS シリーズ。外仕事がメインの方やアウトドア好きの方、スペック厨の方にはたまらない MOD なんでしょうか。

今回もご提供は【VAPEWORX】さんです。

いや、にしても防塵防水の堅牢 MOD にスコンク機能付けるのはどうなんですかね。外からの汚れは防げてもボトル周りの漏れとか心配になってしまいます。

GeekVape AEGIS SQUONK 100W MOD

今回ご紹介するのは GeekVape (ギークベイプ)の名シリーズ、AEGIS シリーズのスコンカーMOD、 AEGIS SQUONK (イージススコンク)です。

内容物は以下の通り。

内容物
・AEGIS SQUONK MOD
・スコンクボトル
・L 字六角レンチ
・バッテリー蓋開閉用ジグ
・充電用 USB ケーブル
・マニュアル
・Warning /プロモーション カード

外観

外観はこんな感じ。いつもの AEGIS シリーズのデザインを踏襲しつつもスコンカーMODとしての機能も使いやすいように設計されています。

カラーバリエーションは、“Silver” “Red” “Green” “Chameleon” “Blue” “Black” の計6色のラインナップ。我が家に来たのはグリーンです。

それはそうとして相も変わらず大きい。私物のテクニカルスコンカー MOD と比べても結構大きいです。比較に挙げている2種の MOD は21700バッテリー対応 MOD になります。見てわかる AEGIS SQUONK の大きさ。これ、18650バッテリーのみの対応ですからね。

ちなみに、以前このブログにて紹介した同社のAEGIS BOOSTと比較するとこんな感じ。こう見るとやっぱり AEGIS BOOST でかいな。

正面には上からパフボタン、液晶、+/-ボタン。液晶はそこそこ大きいので思いの外見やすいです。液晶は約1インチほど。視認性も十二分です。

右側には充電ポートが。大きめのシリコンカバーに覆われているのでデザイン的に違和感がないのがすごい。ただ相変わらずケーブル挿しにくいのはご愛嬌。

上部には510接続ポートと、スコンクボトルへのリキッドの注入口が。従来のスコンカー MOD って、基本的に510ピンの中心に穴が開いていて、そこからリキッドがアトマイザーにチャージされる仕組みでしたが、こいつは一味違います。

 AEGIS SQUONK の接続ピンは一回り小さく、+状の切り欠きが入っています。ピンの脇からリキッドが昇ってきて+状の切り欠きからアトマイザー側の510ピンの穴に供給される仕組みです。これは結構不安なポイント。

底面にあるバッテリーキャップは付属のジグみたいなのを引っかけて取り外します。指だとちょっと硬く感じました。

スペック

スペックはこんな感じ。

バッテリー 1850シングルバッテリー(別売り)
サイズ 高さ:87.7 ㎜ /横:30.9 ㎜ /奥行:53.5 ㎜ 
モード VW /TC (NI ,SS ,TI ,TCR)/Bypass /Curv
対応抵抗値 0.05 Ω~3 Ω
VW上下限 5.0 W~100 W (0.1W 刻み)
リキッドキャパシティ  10 ml
充電ポート microUSB
充電出力 5V/1.5A

ごく一般的なテクニカル MOD って感じのスペックです。10秒カットオフ等のプロテクションも問題なく付いています。スコンクボトルの容量も申し分ないと思います。デカいとはいえ、横幅が30mm 以上もあるため、大概のアトマイザーを乗せることができることもポイントです。

操作方法

まずは設定の操作から。電源の ON/OFF はパフボタン5回。電源 ON の状態でパフボタン3回でモード変更状態。そこから+ボタンで各種モードの変更。パフボタンで詳細設定。パフボタン長押しで決定。……ここまで行ってようやくW数の変更が可能になり、吸える状態になります。若干ややこしいのでなるだけ簡単に書きたかったのですが、私の文章力ではこれが限界でした。

 

スコンクボトルへのリキッド注入は、本体上部のカバーをスライドすると注入口が出てきます。“弁”とか“かえし”みたいなのが付いています。リキッドの漏れを防止するとか、外からの防塵効果、防水効果を期待する目的だとは思うのですが、これのせいでリキッドを入れると確実に1滴分のリキッドが付着します。

スコンクボトルの取り外しは、本体両サイドにある六角のビスを取り外してパネルごと引き抜きます。で、リキッドの供給口の両サイドのシリコンキャップを外して六角のビスを抜くことでボトルとユニットを取り外すことができます。スコンクボトルを頻繁に洗いたい人には少し邪魔な仕様かも。

総評

そんなこんなで GeekVape (ギークベイプ) AEGIS SQUONK (イージススコンク) のご紹介でした。

スコンカーってボトルにリキッド入ったまましばらく放置しておくとどこからともなく漏れてきて MOD がびちゃびちゃになってしまうんですよね。個人的にそれが嫌でスコンカー MOD は使わなくなってしまったんですけど、よく考えたらこの AEGIS SQUONK はそもそもが耐水設計。MOD 外側への漏れなんて全く気にしなくてよいのはこの MOD の一番の利点かもしれません。

リキッドボトルからの漏れは、構造的に問題なさそう……とはいえ、もう少し検証の余地がありそうです。ただ、チャージポートにある“弁”のおかげでひっくり返して振り回してみても蓋の内側が濡れることはありませんでした。

個人的な懸念点だった、アトマイザーへの供給も普通のスコンカー MOD と変わりなく、今のところ特に問題があるような感じはありません。

アウトドア趣味等で“多少乱暴に扱っても壊れない MOD ”は間違いなくこのシリーズ一択でしょう。頑丈且つスコンク機能付きテクニカル MOD をお探しで、サイズをそこまで気にしないのであれば、ご一考あれ。

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GeekVape AEGIS SQUONK 100W MOD