京都もついに梅雨入りしてしまいました。また洗濯物の乾かない日々が始まる……。

こんなジメジメした日々には結構清涼剤の効いたリキッドを思いっきり吸って気持ち良くなりたいところです。

まぁ最近肺活量が落ち始めているのか、DL のアトマイザーがしんどくなってきたので思いっきり吸うと凄く疲れるんですけどね。

そういえば最近発売されたとあるロングセラーアトマイザーのマイナーチェンジ版が【VAPEWORX】さんでも取り扱いが開始したとのことで、値段が手頃な事もあり、物は試しと購入してみました。早速レビューしてみたいと思います。

HellVape Dead Rabbit SE RDA Kit

というわけで今回は HellVape (ヘルベイプ)の Dead Rabbit SE RDA Kit (デッドラビットSE RDAキット)です。デッドラビットは無印が出た当初は、それはそれは話題になりましたね。組みやすくていい味がでる、と色んな媒体で絶賛の声を見聞きしたのを憶えています。当時ちょうど縦方向にコイルを設置するタイプのデッキが流行っていたのもコイツの恩恵が大きかったのかもしれません。

お値段は¥3,000(+Tax)。割とお手頃価格ですね。それもそのはず、この Dead Rabbit SE RDA Kit は前作のデッドラビットこと Dead Rabbit V2 RDA の廉価モデルなのです。安くなったからと言ってただチャチくなっただけではありません。それはそれ、これはこれ、といった感じで別物って言っても良いくらいには違う商品になっています。

ところで私、お恥ずかしながらデッドラビットシリーズを扱うのは初めてなんですよね。なので過去作との違いに関してはデータ的な比較はともかく、使用感とか比較はできません。ごめんなさい。

いや、そもそもデュアルコイルの RDA って私の好みの真反対に位置するアトマイザーなのよ。そもそもビルドめんどくさいし、単線のコイルだと限界あるし、肺活量いるし、ニコリキだと辛さ増すし……。

内容物はこんな感じ。

内容物
Dead Rabbit V2 RDA デッキ
カラーキャップ 4個
−ドライバー 1個
L字六角レンチ 2本
BFピン
簡易マニュアル
O リング/イモネジ

お気付きの方も多いかとは思います。なんとこのアトマイザー、キャップが4個も付いてくるんです。カラーバリエーションで悩む必要なんて無いという親切設計。すごい。

六角レンチはイモネジ用のものと510ピン変更用のものがそれぞれ付属します。

スペックはこんな感じ。

サイズ 25mm×32.8mm
エアフロー サイドエアフロー
ドリップチップ キャップ一体型

外観

というわけで外観です。カラーキャップは白(半透明)、赤、青、黒の4種類が付属。全てプラスチック製です。ドリップチップ一体型なので、ドリチだけ変更することはできません。なんなら形状は4種類とも全く同じなのでキャップを付け替えて味やエアーの重さが変わる事もないです。あくまで見た目のみが変更できるだけですね。

エアフローはサイドエアフロー方式でキャップに付いています。サイドエアフローという方式はこれまでのデッドラビットシリーズから継続して採用されていますが、従来のデッドラビットシリーズはキャップが2パーツ構成になっていて、エアフローの調節が可能でした。が、今回の Dead Rabbit SE RDA ではキャップが1パーツのため、全開で固定されています。

サイドエアフローの RDA によくある斜め下に向けて角度が付いているーとかはではなく、ストレートにポーンと空いているだけです。

ドローの重さが変更できないっていうのは一見デメリットかなと思ったのですが、よく考えたら Dead Rabbit というアトマイザーはデュアルコイルデッキでチャンバー内もかなり広い設計のアトマイザーです。もともと高い抵抗値でビルドすることは、このアトマイザーの趣旨からブレてるんじゃないか、と。

つまりエアフローの調整なんてのはそもそもこの類いのアトマイザーには要らんのです。偉い人にはそれが分からんのですよ。

デッドラビットのデッドラビットマークは完全に省略されちゃってます。アトマイザーのロゴマークって結構賛否両論さまざまですが、個人的に可愛いいなって思っていただけにちょっと残念です。

デッキ

デッキです。デッドラビットシリーズといえばのデッキですね。というか前述の通り、前作にあたる、 Dead Rabbit V2 RDA のデッキそのものです。流用することでコストを抑える目的なんでしょうか。

この4ポストの縦組み式デッキのポールを真横から見るとウサギの耳っぽく見えるとか見えないとか。うーん、分からないでもない。ところでこの手のデッキってポジティブ側とネガティブ側がどっちか分かりにくくないですかね?私だけ?

分かんない人いたらあれなので、一応書いときますけど、金色の耳がポジティブ側で銀色の耳がネガティブ側です。間違えてビルドしたま電気通しちゃうと事故の原因になりかねないのでくれぐれも注意。

ビルド

今回は 26G カンタル線で内径3mm 、6巻のコイルを2個で0.4Ω前後狙いで組んでみました。

昔、デッドラビットのデッキは組み易い、という評判をよく聞いたのですが、実際のところどうなんでしょうか。そもそも私、縦方向にコイルを設置するタイプのデッキが苦手で。コイルの足をデッキと垂直に差し込むので当たり前なのですが、事前に足を切っておく処理が必要なのがどうにも面倒に感じるんですよ。決まった位置にコイル持ってくるのが難しくて。

いや、まぁ定規なりなんなりで長さ測れよって話なのはわかってるんですけどね。そんなことしなくたって後から高さの調整ができる横組みのデッキの方が私からしたら組み易いわけです。

デッドラビッドのデッキは縦組みデッキの中でも組み易い方だとは思います。ワイヤーの固定位置がデッキから浮いているので高さ調整も多少楽でした。組んでから余分な足を切れるのもいいですね。縦組みへの嫌悪感が少しなくなった気がしました。

吸ってみる

実際に吸ってみるわけですが……。これ大丈夫かぁ?

空間余りまくりなんですけど、まだ余分に余ってたはずの 22G のワイヤーが見当たらなくて。完全に無くしました。

とりあえず、リキッド垂らして吸ってみます。

あー、だめだ。空気量にリキッドの蒸発量が完全に負けている……。前述の通り、エアフローの変更が効かないことが仇となってしまうとは……。でもそれなりに味を感じることはできたので、クラプトンとかで組んだら絶対美味しいやつだと思います。キャップがプラスチック製なせいで熱を持ちそうで怖いですけど。

まぁでも、立ち上がり速度とかは全く問題なさそうです。いや、評価の高い前作のデッキそのまま流用してるんだから当たり前といえば当たり前なんですけどね。

総評

というわけで Dead Rabbit SE RDA Kit のご紹介でした。

自分の好みや乗せる MOD によってカラーを選択できるのがこの RDA Kit の最大のセールスポイントだと思います。

定評のあるデッキはそのままで、カラーキャップを4個も同封してある点は評価高いです。見た目の変化っていうのは中身が同じでも持ち続けるモチベーションに関わってくるじゃないですか。つまり、1セット購入するだけで4パターンの見た目の変化が楽しめるということは、それだけ見た目に飽きがくるまで長くかかる、ということ。

1つの物を長く使おうと思っている人にはピッタリだと思います。

そうじゃなくても、個性を出しつつ、低コストで爆煙を楽しみたいのなら、十分おすすめでき得る RDA です。

また、すでに Dead Rabbit V2 RDA を持っている方であれば交換用キャップ目的に購入しても損はしないと思います。

安く長く使える RDA をお探しの方、兎に角色んなカラーのアトマイザーを楽しみたい方、ご一考あれ。

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