今年の梅雨はよく降りますね。
私が京都に住み始めてもう6年目なんですが、こんな短期間で鴨川が河川敷まで溢れるのを2度も体験するとは。
最近になって雨は少し落ち着いてきたかな、と思う訳なんですが、これから猛暑が続くとなるとゲンナリします。洗濯物がよく乾くと思って頑張って暑さに耐えようと思います。
そんな中、某神話系 VAPE メーカーから邪神の名を冠するテクニカル MOD が発売されました。発売前から個人的に気になっていた MOD だったので、コロナの影響が未だ根強い中、無事発売されてほっとしています。
ちょっとお高いので購入を迷っていたらまさかの提供いただけるということで、気合入れてレビューしていこうと思います。今回も毎度お馴染み【VAPEWORX】さんのご提供でお送りします。
それでは、どうぞ。
CTHULHU MOD HASTUR MOD 88W TC
というわけで今回は CTHULHU MOD (クトゥルフMOD)の HASTUR MOD 88W TC (ハスターMOD88WTC)のご紹介。
CTHULHU MOD って値段の割に使い勝手のいい商品が多くて、結構好きなメーカーさんなんですよね。
HASTUR MOD は以前 CTHULHU MOD からリリースされた TUBE MOD に引き続いて、 MOD としては2つ目、テクニカル MOD としては初となる MOD です。 ガワだけでなく、チップすら CTHULHU MOD の独自設計という徹底ぶり。メーカー初のテクニカル MOD ということで気合入ってるんでしょう。
が、この HASTUR MOD はファーストロッドに不具合があったようで、発売後のファームウェアアップデートによって解決されています。
【VAPEWORX】さんで取り扱っているものに関しては全てファームウェアアップデート済みのものなので現時点でのアップデートは必要ありません。
CTHULHU MOD が前に出していた TUBE MOD にも不具合があって、後から基盤のみを別途販売していました。そのへんちゃんと反省してんだろうか……。
内容物は以下の通り。
内容物 |
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・HASTUR MOD 88W TC |
・充電用 USB ケーブル |
・マニュアル |
終わり。まるでハイエンド MOD かのような内容物の簡素さ。 MOD 単体のレビューはとんとしていなかったので、なんだか寂しく感じてしまいます。
外箱は多分アルミ製なので、箱開ける前から高級感たっぷりなのは同社のアトマイザーと一緒です。
外観
外観はこんな感じ。CTHULHU MOD がチューブに基盤くっ付けてテクニカル MOD にしましたー的な文言をどっかで見た記憶があるのですが、その通りバッテリーが入っているチューブに基盤が横からくっ付いているって感じです。
カラーバリエーションは“SILVER” “BLACK” “MID-NIGHT GREEN” の計3色のラインナップです。カラーバリエーションと唱っているものの、実際のところは基盤が入っている部分のカラーが違うだけ。バッテリーチューブの部分はステンレススチール製で塗装は施されていません。
今回は MID-NIGHT GREEN カラーのものを頂きました。色合い的には写真で見るよりもだいぶ暗いです。遠目に見たら明るめの黒かなって思うくらい。
本体正面には、上からパフボタン、液晶、+ / − ボタン、充電ポートが。液晶はカラー表示で縦画面です。
そういえば Pico みたいな横画面表示のマスプロテクニカル MOD ってめっきり減りましたね。縦画面の方が見やすいので全然問題ないんですけど、なんだかデバイスの進化みたいなのをぼんやり感じます。
側面はこんな感じ。本当に金属チューブに四角いパーツがくっ付いている感じです。とても簡易図形。シンプル。基盤部分の横幅よりも、チューブ部分の直径の方が大きいので、後ろから見るとマジでメカチューブにしか見えません。
上面は、510 の接続ポートのみです。特にコーティングとかはされていないと思うので、傷とか気になる人はフィルム噛ませるなりした方が良さそうです。チューブ部分の直径は24mm ですが、外円にはテーパー加工が施されているので22mm のアトマイザーを付けても違和感のない設計になっています。
バッテリーの蓋は底面に。これまた今時珍しいスクリュータイプのやつです。ここだけ金属ではなくメッキでした。これ邪魔くさいですけどちょっとやそっとじゃ外れないので、私みたいに MOD で充電する派の人間からすると結構ありがたかったり。落としても外れること無いですしね。
Pico とのサイズ比較はこんな感じ。特に大きい印象は無いのですが、金属ボディのおかげでやはり重量は凄いです。
スペック
スペックはこんな感じ。
バッテリー | 18650 バッテリー(別売) |
サイズ | 高さ:85 ㎜ /横:24 ㎜ /奥行:35 ㎜ |
モード | VW / BYPASS / TC (SS/Ni/Ti/TCR) |
対応抵値 | 0.05 Ω ~ 3.5Ω |
VW 上下限値 | 5 W 〜 88 W |
充電ポート | USB type-C |
充電出力 | 1.0 A |
充電ポートが USB type-C なのは素直に嬉しいです。まぁこれを見る限りだと急速充電には対応してなさそうですが。せっかく USB type-C なのになー。
VW の上限値は 18650 シングルバッテリーだとちょっと高めなので多少攻めた抵抗値でもカバー出来ちゃうのもポイント。
ただコイツ、無茶苦茶重いです。公式サイトを拝見したところ、166グラムと表記されていました。バッテリーと合わせると200グラムにもなるわけで。アトマイザーも合わさるとなると、スウェットのパンツとかだとポケットに入れとくだけでいつの間にかずれ落ちてきそう……。
まぁその分全身金属ボディなんで多少雑に扱っても大丈夫そうです。
使い方
パフボタンを5回クリックで電源オン。電源が入っている状態でパフボタンを5回クリックでキーロックモードに。この状態ではパフボタンも効かなくなっていて、いわゆるスリープモードです。キーロックモード時にパフボタンを長押しすることで電源が完全にオフになります。
電源オン時には、もはや CTHULHU MOD お馴染み?のタコマークが表示されます。意外と愛嬌あって私はこのマーク結構好きなんです。まぁ正確にはタコじゃなくて、クトゥルフ神話に登場する邪神ハスターなんですけどね。
モード選択は、電源オンの状態でパフボタン3回クリックで選択画面に移行します。+ /- ボタンで選択してパフボタンで決定です。
液晶はカラーかつ結構大きいので視認性は無茶苦茶いいです。ただ明るすぎる。ここまで明るいと逆に眩しいです。暗い場所だとだいぶ目立つなー。
この明るさの所為なのか、バッテリーの減りがちょっと早い気がします。まぁ MTL 運用であれば全然1日持つので気にするほどでは無いと思います。
ボタンの押し心地は正直悪いです。というのも、クリアランスがガバガバすぎて正面から真っ直ぐ押さないと認識してくれません。ボタンに対して斜め方向に押し込んでも通電しないのは結構困りました。ただ私の使い方が悪いだけなのか……?
立ち上がりに関しては全く問題ないです。これに関しては、もはや気になるデバイスの方が少ないですけどね。
総評
というわけで CTHULHU MOD HASTUR MOD 88W TC のご紹介でした。
気になる点はあったものの、値段に見合った満足感の高い MOD だと思います。
見た目の高級感を損なわない持った時の重量感。視認性の良すぎるカラー液晶。ある程度のアトマイザーサイズカバーできるデザイン。といったように、気にいるポイントは十二分にあるかな、と。
ただ何度も書いている通り、“重い”っていうのは結構考えもの。普段から鞄で、そこそこの荷物を持ち歩いている人からすれば200グラム程度なら誤差の範囲って言い切れるかもしれないけど、MOD はポケット派の人とかであれば死活問題。大人しく家専用として使うのが良さそうかなと思いました。
そんなこんなで高級感たっぷりの CTHULHU MOD 。
重くてもいいからシブくて格好良い物を使いたいという方、ご一考あれ。
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