VandyVape REQUIEM RDA
今回はVandyVape (バンディベイプ) REQUIEM RDA (レクイエムRDA) のご紹介。お値段は¥3,500 (+Tax) 。
1時代を築き上げたと言っても過言ではない名作アトマイザー、Berserker シリーズを排出した名門デバイスメーカーの最新 RDA になります。
内容物はこんな感じ。
内容物 |
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REQUIEM RDA 本体 |
交換用トップキャップ(3種) |
コイル 2個 |
スコンクピン |
コイルジグ |
マイナスドライバー |
クオリティチェックカード |
宣伝カード |
イモネジ / O リング |
マニュアル |
またパーツ点数の多い RDA だ……。何やらトップキャップを換装することで DL・RDL・MTL の3タイプの吸い方に対応できるみたいです。
RDL という単語にあんまり聞き覚えが無いんですが、並び的に重すぎず、軽すぎずのドロー感のことを表す単語なんでしょう……多分。
スペックはこんな感じ。
サイズ | 22 mm (ビューティーリング装着時:24 mm) × 15 mm |
エアフロー | ボトムエアフロー |
ドリップチップ | 510(RDL・MTL) / 810(DL) |
外観
外観です。とにかくちっちゃい。ここまでローハイトなアトマイザーを触るのは結構久しぶりです。
カラーバリエーションは、“MatteBlack” “SS” “FrostedGrey” “Gunmetal” “Gold” の全5色。今回頂いたのは “FrostedGrey” になります。グレーとありますが、肉眼で見るとツヤ消しのシルバーって感じです。マットカラーというかなんというか。
パーツ点数はドリップチップ、トップキャップ、チャンバー、デッキの計4パーツ。
このアトマイザー最大の特徴がこのトップキャップ。
3個付属し、それぞれ DL・RDL・MTL に対応しているとのこと。材質は樹脂っぽい気がするのでコイルと接触して焦がさないように注意が必要かも。
各キャップのドリップチップは一応取り外しが可能ですが、デザイン的にも機能的にもわざわざ他の物に交換する必要はなさそう。
キャップの側面から斜め下方向に向けてエアホールが空いていて、各キャップの穴の径が違うことによってドローの重さを調節します。つまり、ドローの調節はキャップを差し替える以外では行えません。
チャンバーは真っ直ぐストレートの円柱形状。表面には VandyVape のロゴマークが1カ所刻印されています。チャンバーの先頭はトップキャップがはまるように凹んでいるので、ここにエアホールの突起部分を合わせる形でトップキャップをはめ込みます。
付属のビューティーリングを咬ませることでボトムの直径が 24 mm になります。ビューティーリングそのものにも “REQUIEM” と刻印してあります。シンプルですがこれ意外とカッコイイ。
デッキ
続いてデッキです。
デッキ固定用のネジは結構頭でっかちなので、コイルの設置はやり易そう。
アトマイザーそのものの背が低いので仕方のないことなんですが、ウェルは狭なめなのでリキッド保持量はコットンに依存する感じです。
デッキ中心には傾斜が切ってあって、こことコイルジグ設置用の突起がトップキャップの凹凸と噛み合ってポジションが固定される仕組みになっています。昨今の RDA と同じようにトップキャップをはめた状態であれば、簡単に MOD から取り外すことができます。
ビルド
ではビルドしていきます。
とりあえず最初は付属のプリメイドコイルを組んでみます。
一応MOD読みで 0.33 Ω 、焼き入れ後の最終抵抗値は 0.28 Ω でした。
ビルドそのものは無茶苦茶簡単ですが、思ったよりコットンを詰められる量が少ないです。コイル系が 2.5 mm だってのもあってか、普通の RDA として使うにはちょっと心元ない感じになってしまいました。
トップキャップは DL 用のものを付けてます。
吸ってみる
あっちい!!
早速吸おうと思って癖で吹き返ししたら口の周り火傷しました……。
おそらく原因は、エアホールの角度が思いのほか急なことと、ドリップチップがごく短いこと。これは予想外のアクシデント。
しかしこれはどうしたもんか。写真の通り、ワイドボアのDL用キャップをつけると中のコイル丸見えなので吹き返さなかったらスピットバック凄いことになりそうなのに吹き返したら火傷しかねないという。まさに八方塞がりなのでは……。
味に関しては問題なく美味しいです。流石にコイルから口までが近いので、結構ダイレクトに味を感じます。
ドロー感は程よく抵抗があるくらいで、DL アトマイザーとして個人的にはベストな抵抗感です。
ビルド その2
残り2つのトップキャップは、プリメイドコイルの熱量だと空気量が足りなさすぎると思ったので、今度は単線でビルドしていきます。
RDL 、MTL どっちでもいけるくらいの抵抗値ってことで 0.6 Ω くらいを狙って組んでみます。
ビルドレシピはカンタル線の 24 G を内径3mm で6巻です。
吸ってみる その2
まずは RDL 用のキャップで吸ってみます。
あー、なんというかよくある DL の RDA のエアホールを半分強閉めた状態のドロー感というか。単線で普通にビルドして使うなら丁度いい重さになりました。
味の変化的には DL 用キャップよりもふんわりマイルドに感じます。暴力的な味の濃さ、というよりかはリキッドの全体像を感じられるようなイメージですかね。これはこれでいい感じです。
続いて MTL 用のキャップに交換します。
お、結構重くなりますね。重くなりはするんですが、しかし軽めの MTL 止まりな感じです。このくらいのドロー感であれば、0.4 Ω 〜 0.6 Ω くらいで組むのが良さそうです。
先ほどとコイル自体は交換してないので、味はより濃くなってます。美味しいです。
今更なんですが、このキャップ交換すごくやりずらいです。目視での位置確認ができない関係でめちゃくちゃズレます。そのままグリグリしていると中でコットンがよれてキャップ取った時にぐちゃぐちゃになってたりします。
総評
と言うわけで、VandyVape REQUIEM RDA のご紹介でした。
ザ・スタンダードって感じの RDA です。ビルドもしやすく運用もしやすいアトマイザーだと思います。
3種類のトップキャップもそれぞれでちゃんとドローの重さが変化するのでちゃんと役割を持たせられますし、外見もシンプルで使い回しのしやすい、コストパフォーマンスの高い RDA です。正直この価格でここまで遊べる RDA なら試しに買ってみるのもアリだと思います。
欠点としては、エアフロー調節がきっかり3段階のみという点と、キャップを被せにくい点くらいでしょうか。初見でもパパパっと組んですぐ吸える、というよりかは色々研鑽して最適解を探していくのが楽しいタイプの RDA な気がします。
といった感じで、高コスパの全対応 RDA をお探しの方、ご一考あれ。
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