なんか年明けからしばらく忙しくなってしまって気がついたら結構時間経ってました……。

さて、今回レビューするのはオプションパーツとしてガラスキャップが付属する DL アトマイザーです。

最近ガラスキャップってだけで需要があるのか、SNS でもよく見かける気がします。ただやっぱり VAPE は見た目だけじゃなく、大事なのは味と使いやすさです。その辺どうなのか、しっかり見ていきたいと思います。今回も【VAPEWORX】さんからご提供いただきました。

DamnVape MONGREL RDA

今回は DamnVape (ダムンベイプ) MONGREL RDA (モングレルRDA) のご紹介。お値段は¥3,500 (+Tax)。

DamnVape って聞いたことのないメーカーだったんで調べてみたら、各種アトマイザーや関連商品を作っている会社みたいです。
商品プロダクトを見ている限り、爆煙系が強いっぽい。

内容物はこんな感じ。

内容物
MONGREL RDA 本体
交換用トップキャップ
交換用エアフローパーツ
コイル 1個
ポジティブピン
六角レンチ 2本
イモネジ / O リング
マニュアル
カード

スペックはこんな感じ。

サイズ 25.4 mm × 32 mm
エアフロー サイド→ボトムエアフロー
ドリップチップ 810

外観

外観です。

なんかまるっこくて可愛い。直径が 25.4mm と結構大きいので、ややずんぐりむっくりな体型です。

カラーバリエーションは “Black” “SS” “Gunmetal” の計3色。シンプルカラーのみのラインナップですね。

パーツ構成は、ドリップチップ、トップキャップ、エアフローパーツ、デッキの4点になります。

トップキャップは、対角に幅広のスリットがある全体を覆うタイプ。イカツイ犬のエンブレムが1箇所刻印されています。結構大きいロゴなので、SSカラーとかだと目立ちそう。というか結構目立ってます。

因みに MONGREL って単語は “雑種” って意味なそうな。犬のエンブレムはメーカーロゴとかでは無く、このアトマイザーの名前からなんでしょう。

このアトマイザーには、今時珍しくトップキャップとデッキが噛み合うような突起が付いてないので、無干渉でキャップがクルクル回る設計。エアフローの穴はしっかり閉め切れますが、ちょっとこれは惜しいポイント。

ポジティブピンが付属していて、アトマイザー本体にはスコンクピンが挿さっていました。スコンカー以外の MOD で使う場合はちゃんと外しましょう。私は過去にそれでMODがびちゃびちゃになりました……。

エアフローは、両サイドから空気が入ってコイルの真下から登ってくる、ボトムエアフローになっています。

そういえば RDA でボトムエアフローってあんまり知らないんですよね。 3,500 円という低価格帯のマスプロ品でボトムエアフローってなると、このアトマイザーって実は結構貴重な立ち位置なのでは……?

で、このアトマイザーの最たる特徴でもあるのが、付属品のガラスキャップ。最近別売りのカスタムパーツとして販売されることもちょくちょく見かけるようになり、需要が増えてきたガラスキャップが付属品として同梱されています。

ガラスキャップを取り付けるとこんな感じ。

ドリップチップの部分まで1パーツ構成になっているので、余計な継ぎ目なく美しい見た目です。
ただこのガラスキャップ、通常のキャップよりも格段にユルいです。強く振ったら飛んで行きそう。開封すぐの状態でコレってことはリキッドが付着したらスポスポ外れるハメになるのでは……。

デッキ

デッキです。

4ポストで左右どちらの巻き方でも対応できるタイプシングルコイル専用デッキです。

結構幅広のデッキではあるものの、空間自体は極力狭めるように設計されているので、濃いミストを出してくれるんじゃないでしょうか。


ウェルも結構深めに取ってある
ので、 BF 運用しなくても十分に実用できそうです。

このアトマイザーのエアフローコントロールなんですが、実は付属のパーツを咬ませることでも調節できるようになっています。エアフローコントロールとはいうものの、パーツ交換で変化するのはあくまでコイルへの空気の当たり方になります。ドローの重さを細かくコントロールできるわけでは無い点には注意です。

今回は切れ込みの空いているパーツを咬ませて使ってみようと思います。

先述の通りポスト間の距離が結構離れているので、基本的にはクラプトンコイルで使うことが想定されている感じ。単線のコイルで組むならコイルの足を曲げる必要がありますね。

ビルド

それでは実際にビルドしていきます。

今回も付属のクラプトンコイルを使ってビルドします。材質はNi80、26 G 2コアで内径3mm の5巻。最終抵抗値は MOD 読みで 0.22 Ω でした。

やっぱりこれくらい太いコイルの方が組みやすいですね。特にストレスなくサクッとビルドまで終わりました。

コイルジグポケットがちゃんと付いてるので、コイルのポジションはそれに従っています。クラプトンコイルということもあり、コットンは多めに詰めてみました。

吸ってみる

では実際に吸っていきます。

あ、これ美味い。やっぱりボトムエアフローだからなのか、発生したミストの中でも1番濃いところが上がってきている感じというか。エアアフロー全開でも適度に抵抗感があって吸い心地も好みです。

因みに、ガラスキャップに交換して 10 回程パフした後がこんな感じです。意外と中がよく見えます。

コットンの状態確認程度ならなんの問題もなく確認できます

ただ、案の定ユルすぎて軽く引っ張っただけですっぽ抜けてしまうので個人的には普段使いには厳しいかと。ほんと、これ個体差であってくれ……。

総評

と言うわけで、DamnVape MONGREL RDA のご紹介でした。
久々の DL アトマイザー、久々のRDA ってことでなんだか新鮮な気持ちでした。たまには爆煙もいいですね。昨今の情勢上どうしてもたまるストレス的な何かが吹き飛んだ気がします。

さて、今回の MONGREL RDA なんですが、個人的には結構好きな RDA でした。全開でもそれなりの抵抗を感じる絶妙なドロー、ボトムエアフローのダイレクト感、おまけにシングルデッキで組みやすい。

あえて欠点を挙げるなら、ガラスキャップが緩すぎることくらいなのですが、これはまぁ使わなければどうということもないので……。


追記:あとで気がついだんですけど、付属品の中にガラスキャップ専用のOリングが入ってました。コレに交換したらガラスキャップもしっかり止まりました。個体差でもなんでもなかった……。ごめんなさい。

と、いった感じで、ちょっと重めでお洒落な爆煙 RDA をお探しの方はご一考あれ。

DamnVape MONGREL RDA