今回は POD 機種。あの VEEGO で人気を博した nevoks の最新作になります。こちらを一足先に【VAPEWORX】さんよりご提供いただいていたので、紹介します。
所感としては、カード型でコンパクトなサイズ感と充実した機能面で普段使い最強かも……?って感じなので、良かったら見ていってください。
Table of Contents
nevoks PAGEE POD KIT
というわけで今回紹介するのは、nevoks PAGEE POD KIT 。お値段税込みで¥5,500 。同じくnevoks から先にリリースされた VEEGO と同じ価格帯になります。VEEGO のレビュー記事も下にリンクあるので良かったら。
POD 機種でこの値段は正直ちょっと高いなって思っちゃうんですけど、前作が凄く良かったので一概に否定できないんですよね。正直今回も期待しちゃってます。
内容物はこんな感じ。
- PAGEE POD kit 本体
- 交換用コイル(2個 )
- 充電ケーブル
- マニュアル
- WARRANTY カード
PAGEE POD KIT
先ずは本体見ていきましょう。
外観はこんな感じ。UWELL の Caliburn KoKo Portable System Kit に近しいシルエット。俗に言うカード型ってやつですね。
カラーバリエーションは、“DARK GREEN” “SPACE GREY” “BLACK” “VIOLET RAINBOW” の全4色から。
本体上部には、POD 部分と出力調節ボタン、ストラップホール。今作は + / – の2ボタンではなく、1ボタンのみの構成です。
表面はこんな感じで “nevoks” のロゴと液晶画面が。カーボンシートっぽい模様もかっこいい。
側面にはパフボタンのみ。全体的にボタンサイズは大きく取ってあるので、特段押しにくいとかはないです。
底面にはエアフローコントロールとベントホールが。エアフローコントロールはこのダイアルを回して調節します。しかしまぁものすごく回しづらい。指に引っかかる部分が皆無なので、ペン先とかドライバーの先なんかを引っ掛けて回すことになりそう。一応このダイアルは無段階で1周丸々回ります。
POD との接点はこんな感じ。奥側から大きいマグネット2個とその間に負圧感知用の空気穴、中央に接点、手前側にエアホールです。
機構的にどうしても多少漏れそうな気もしますが、前作の VEEGO が全く滲みすらしなかったので、その辺どうなんでしょう。
本体スペック
本体スペックはこんな感じ。
サイズ | 縦:77.6 mm / 横:44.6 mm / 幅: 12.6 mm |
バッテリー | 950 mAh(内蔵バッテリー) |
アウトプットパワー | 5 W 〜 30 W |
モード | VW のみ |
充電ポート | Type-C |
横幅まさかの 1.2 cm 。実際持ってみるとコンパクト感が凄いです。バッテリーサイズもちょっと少ない気もしないでもないですが、最大出力が 30 W なのでまぁ1日程度なら保ちそうかな。
POD
続いて POD 見ていきます。
外観はこんな感じ。プラスチック製のクリアブラックタンクでリキッドの視認性は凄く良さそう。
ドリップチップはなんと専用設計ではなく 510 。このサイズの POD 機種で 510 ドリップチップが使える機種は結構珍しいんじゃないでしょうか。
ただこの初期付属のドリップチップ、専用設計のものに 510 のアダプターがついてる形なんですが、コネクターが POD 側に残っちゃう現象が多発します。ここはちょっといただけない点ですね。
リキッドチャージはここから。シリコンキャップを外してチャージするタイプです。チャージホールは、POD の本体と密着している部分になるので、チャージの際は逐一取り外す必要があります。
底面はこんな感じで、本体との合体用マグネットと、コイル穴が。コイルの接続方式は O リングを介してのみなので、この穴から押し込むだけで OK 。
交換用コイルはこんな感じです。VEEGO の専用コイルとは形状が違うので、RBA キットを使いたい場合は大人しく VEEGO を使うのが吉。
抵抗値のラインナップは VEEGO の専用コイルと同様の 0.6 Ω と 1 Ω の2種。どちらもカンタルのメッシュコイルになってます。
スペックはこんな感じ。
容量 | 2.2 ml |
リキッドチャージ | サイドフィル |
抵抗値 | 0.6 Ω / 1 Ω |
ドリップチップ | 510 |
吸ってみる
使い方はざっとこんな感じ。
- 電源の ON / OFF → パフボタン5クリック
- ボタンロック → パフボタンと出力調節ボタン同時押し
- オートパフロック → パフボタン3クリック
こんなとこでしょうか。
ボタンロックを ON にすると、オートパフのみで、オートパフロックを ON にするとボタンパフのみ有効になります。オートパフのみの設定ってできない機種が多いので例に漏れずと言うか、てっきりこれもできないものだと思っていました。これは嬉しい誤算。
では実際に。
今回は付属の 1 Ω のコイルを使います。ドロー感はエアホール全開だとちょい重めの DL で、全閉だとザ・MTL って感じです。個人的には全閉でちょうどいい感じです。この辺の調節幅は VEEGO よりも広いです。
で、この PAGEE のすごいとこなんですけど、コイルの抵抗値を読み込んで、適切な出力帯でロックをかけてくれる機能が付いているんです。つまり、1 Ω のコイルを取り付けると、0.5 W 〜 15 W の範囲でロックされて PAGEE の限界出力の 30 W まで上げれなくなる訳です。
ロックされた範囲では自由に調節できるので好みで細かく調節できるのもとにかく便利。この機能実は VEEGO の方にも実装されていたみたいで、最近知ったんですけど実際無茶苦茶便利なんですよね。
コイルの抵抗値から出力をセッティングしてくれる MOD は昨今だとそこまで珍しくない機能になってきましたが、こいつは1歩先に行ってました。
ボタンパフとオートパフのどちらもレスポンスが凄まじく良く、その辺のストレスは皆無ですね。
もちろん味もいいです。結構甘さを出すのが得意なコイルで、喉の奥がじんわり甘くなります。
総評
と、そんな感じで、nevoks の PAGEE POD KIT を紹介しました。
いやこれいいですよ。使い勝手、サイズ感共に最高です。味も凄くいいので、結構普段使いに向いている機種です。これでコイルが安かったら文句なしなんだけどなぁ。
ただ、抵抗値の読み込み機能は凄く評価できる点です。ポケットの中で勝手にボタンが押されて、W 数が変わったことに気が付かずにパフしちゃってコイルを焦がしちゃう、みたいなことがこの機能のおかげで原理的にほぼなくなります。この機能は初心者だけでなく万人に有効な機能。
そんなこんなで、薄くてコンパクトな実用性抜群の POD 機種、お探しの方はご一考あれ。
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