9 月が終わる……だと……。
今回は MTL 仕様の RTA のご紹介。DIGIFLAVOR が産んだ名機 SIREN シリーズのニューフェイスです。過去作から、外見から何から何まで変更されているので、その辺よく見てもらえればなと思います。まぁ私過去作持ってないんですけどね……。
今回も【VAPEWORX】さんからのご提供品になります。
Table of Contents
DIGIFLAVOR SIREN MTL RTA V4
今回紹介するのは、DIGIFLAVOR (デジフレーバー) の SIREN MTL RTA V4 (サイレン MTL RTA V4)。お値段税込で¥3,300 也。
DIGIFLAVOR といえば、日本では SIREN 2 が昔流行ってた記憶があります。今回のSIREN MTL RTA V4 はその流れを汲んだ MTL 仕様の RTA ですね。
内容物はこんな感じ。
- SIREN MTL RTA V4 本体
- 交換用ドリップチップ
- コイル( 4 種各 1 個ずつ)
- T 字レンチ
- コットン
- O リング / イモネジ
- マニュアル
- WARRANTY カード
- WARNING カード
- SNS カード
スペックはこんな感じ。
サイズ | 22 mm × 51 mm |
タンク容量 | 2 ml |
エアフロー | ボトムエアフロー |
リッキッドチャージ | トップフィル |
ドリップチップ | 510 |
外観
外観です。色んな意味でも RTA っぽくない独特な見た目。側面にある存在感抜群の DIGIFLAVOR のロゴは結構賛否の分かれそうなところかと。というか過去の SIREN 系統の RTA の面影が皆無。本当に系列 RTA なのか……?
カラーバリエーションは “Silver” “Gunmetal” “Black” “Rainbow” の 4 色から。
パーツ点数は、ドリップチップ、トップキャップ、タンク(分割 2 パーツ構成)、デッキ、エアフローリングの計 6 点構成です。
ドリップチップは細長く口に向かってテーパーのかかったロングタイプのものと、一般的な筒状のものの 2 種類。
トップキャップはスクリュータイプ。背が低い分回しづらいかと思いきや、トップキャップ側のさりげないローレット加工のお陰でちゃんと回しやすいです。接続面の O リングは最低限なので、酸っぱい系のリキッドでも問題なさそう。
側面から見ると、リキッド残量を確認できる窓がとても小さく、更にスモーク加工もかかっているので、見た目はともかく残量確認という点ではちょっと問題かなと。まぁ逆に考えれば、下手にガラスチューブ割っちゃいそうで RTA 使うの嫌な人でもこれなら問題なく使えるんじゃないでしょうか。よっぽど故意にぶつけないとガラス部分割れそうもないですし。
エアフローは画像矢印のここ。直接エアホールが見える訳ではなく、目盛りを合わせて調節する感じになってます。最近の、特に MTL 志向の RTA ってエアフローの調節がパーツ交換のものが続いた印象だったのですが、個人的にはこの回して調節する感じが後から微調整できて好きです。
エアホールやタンク等のアトマイザー的な記号が全然目立ってなくて、なんだかいい感じにアトマイザーっぽくないというか。個性っていう点ではここ最近のマスプロダクト品だと随一な気がします。
デッキ
デッキです。2 ポストのシングルコイル専用デッキ。GTA デッキ方式で、タンクの底からちょっとだけ浮いています。この形状ってちゃんと気をつけてないと供給不足になりがちなので、その点ちょっと不安です。
デッキサイズそのものが結構コンパクトで、ポスト間の隙間もちゃんと狭いです。いいとこ内径 3 mm くらいが限度でしょうか。付属のコイルの内径が 2.5 mm だったしね。
コイルにエアーが当たるところはハニカム形状になっていて、満遍なく空気を当ててくれそう。
昨今当たり前のように様々な RBA に標準搭載されているジグポストは、今回の SIREN MTL RTA V4 では非搭載。ポストの高さとかデッキのサイズ感とかを考えると無くても全く問題無いんですけどね。
ビルドしてみる
さぁ、ビルドしていきますよ。
今回もいつも通りのカンタル線の 26 G を内径 3 mm で 6 巻。MOD 読みで約 0.7 Ω です。
所感としては、ジグポストが無いお陰でコイル位置の高さの制約が少ないな、ってとこでしょうか。ビルドの難易度はいたって普通です。
先述の通り、コットンの量に関してはちょっと気を使うなとも思いましたが、今回は以前レビューした Titanium Fiber Cotton を使って妥協。コットン量の調節が難しそうなら給水量の多いコットンを使えばいいじゃないッッ……っていうね。
Titanium Fiber Cotton の詳細は下記から。
吸ってみる
さて、実際に吸ってみますよ。
先ずはドローチェック。エアフロー全開だとちょっと重めの DL で丁度よく、ギリギリまで閉めれば割りかし重めの MTL といったところでしょうか。個人的には非常に丁度いい感じの調節幅でした。
味の方も問題なく美味しく、香りよりも甘味の強いリキッドを入れてみたのですが、しっかりフレーバーも際立ってます。エアーの流入量がちゃんとタイトなので吸った感ありますし、これ結構いいですね。
あとこの長いドリップチップが意外と口当たり良くて気に入ってます。正直見た目はちょっとダサいなって思ってたんですけど、口に当たる部分の膨らみがいい感じにフィットします。
1 点気になったのは、やはりリキッド残量の確認がとても見にくいところ。本体サイズが小さく、リキッド容量も 2 ml と少ないので、注意しないとうっかりコットン焦がしちゃう事故が多発しそう。
一応 6 ml 程コットンはそのままに吸い切ってみたんですが、今のところ漏れ滲みは全くなし。供給不足になってコットンが焦げるようなこともなく、当初の懸念は問題なさそうです。
総評
と、いった感じで DIGIFLAVOR の SIREN MTL RTA V4 のご紹介でした。
こじんまりしたサイズ感と絶妙なエアフローコントロール、十分なクオリティの味で、用途を選ばない RTA だと思います。特に背の低い MTL RTA を探してた方はマストバイなんじゃないでしょうか。
何より見た目がいいですね。RTA っぽさが無いのがいい。私みたいな基本的に RTA しか使わない人間からすれば、ぱっと見の印象が大きく変わるようなこういった RTA は 1 個持っておくと気分転換にもなりそうです。
そんなこんなで、ミニマムで RTA っぽくない RTA 、気になった方はご一考ください。
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