今回は RDA のお話。
このブログでリキッドレビューの際にテスターとして未だ活躍してたりする、往年の名機であるあの RDA がバージョンアップして帰ってきました。一応 V2 ってなってるんですが、別物と言っていいくらいに変わってますので、その辺見ていってもらえればと思います。
今回も【VAPEWORX】様からご提供いただいてます。いつもありがとうございます。
Table of Contents
wotofo RECURVE V2 RDA
というわけで今回紹介するのが、wotofo (ウォトフォ) RECURVE V2 RDA (リカーブV2RDA) 。お値段税込で¥3,680 也。
かつて一世を風靡した最強 DL RDA の、あの RECURVE の最新作です。RECURVE RDA はシングルコイルのドリッパーなので、正確には RECURVE DUAL RDA の方が直系の先祖になるのかな。
内容物はこんな感じ。
- RECURVE V2 RDA 本体
- コイル (2 種)
- エアフローアダプター
- コイルジグ
- 六角レンチ
- + ドライバー
- スコンクピン
- イモネジ / O リング
- マニュアル
スペックはこんな感じ。
サイズ | 24.6 mm × 35.55 mm |
エアフロー | サイドエアフロー |
ドリップチップ | 810 |
外観
外観です。
RECURVE の特徴である独特な“くびれ”もちゃんと残っていて、系譜を感じられます。
カラーバリエーションは “SS” “GUNMETAL” “BLACK” “BLUE” “GOLD” “RAINBOW” の全 6 色。
パーツ点数は、ドリップチップ、トップパーツ、キャップ、エアフローアダプター、デッキの計 5 点構成。
トップパーツはキャップの内壁に沿って凸凹してるタイプのやつです。ここを回すとエアフローの調節ができます。
キャップ部分はただの筒状。エアフローの外側に当たる部分もここにあります。横長の窓が縦 3 列、両側に空いています。内側に凸がついていて、デッキ部分と噛み合ってロックになるやつです。
デッキの高さが結構あるので、エアフローの位置がここでも実際はコイルの真横〜斜め上くらいの位置になります。
キャップの内側、デッキの真上にあるのがエアフローアダプターです。15 個の小さい穴が空いていてこの穴の位置とキャップのエアフローの位置が合わさる感じです。
キャップにロックがかかるので、エアフローの調節はトップパーツを使ってできる範囲のみになります。レンジは全開〜下一段のみ開口まで。全閉はできません。最近はギミックたっぷりの RTA を触る機会が多かったので、このシンプルさはなんか久々な気がします。
エアフローパーツは 2 種類付属していています。一見同じものが 2 個付いているようにも見えるんですけど、裏返してみると内側の面積が違うのがわかります。実は違うパーツなんですね。内側が広い方がデュアルコイル用で、狭い方がシングルコイル用になります。エアフローパーツは多分ピーク素材製です。いくら熱に強い素材とはいえ、この手のパーツを私は GATHER RDA/RDTA の回で溶かしてたりするのでマジで注意しましょうね。
デッキ
デッキです。でけぇ……。
初代 RECURVE から続くノーポストの縦置き方のデュアルコイル用デッキです。この手のデッキは真っ平らなことが多いのですが、球状にうっすら抉れています。流体力学的な意味があったりするんでしょうか。左右に開いている小さい穴はエアフローパーツを固定するための穴です。
注目したいのはウェルの深さ。相当深いです。こういった爆煙系のドリッパーだとスコンカー MOD と組み合わせる機会が多いので、スコンクのしすぎで加供給になってもある程度は耐えられます。
一応シングルコイルビルドも対応しているんですが、シングルで組む場合はなんと内径 5 mm を推奨しています。実際付属のコイルが内径 5 mm で巻かれたクラプトンコイルという……。私もVAPEを初めて 3 年ちょっとが経ちますが、5 mm 径の VAPE 用のコイルなんて聞いたこともなかったのでびっくりしました。WOTOFO が公式でアナウンスしているんだからまぁそれがベストなんでしょう。
ビルドしてみる
ではビルドします。
発売から結構経ってますし、普通のビルドなんて他のレビュアーさんがもうやり切っているので、今回は公式推奨のシングルビルドをやって見たいと思います。
使うコイルは付属品のシングル用コイル。5 mm 径のコイルジグなんて持ってねぇよ……なんて思ってたらこのアトマイザーについてるんですね。このジグ普通の3 mm ジグだと思ってたんですけど、反対側が 5 mm 径のジグになってました。
ウェルが深く、イモネジまでの距離も結構あるので、コイル足は 8 mm でカット。デッキにセットするとこんな感じ。
エアフローパーツと干渉していないかもチェックします。
コットン通すとこんな感じ。
MOD の実測値は 0.6 Ω 。意外と高めなんですが、このサイズのコイルなので推奨ワッテージは 65 w 〜 75 w とハイパワーを要求してきます。単純計算で 6V 以上の電圧で 10 A 以上流すことになるので、このコイルを使う場合はハイパワーに耐えうるデュアルバッテリーのテクニカル MOD を使ってください。私はデュアルバッテリーの MOD を持っていないので、今回は 21700 が使える JELLYBOX mini に頑張ってもらいます。
吸ってみる
では早速吸ってみます。怖えー。
先ずはドローチェック。エアフローは大きく 3 段階で、全開から順に、軽い→ちょっと軽い→そこそこ軽いって感じ。意外とエアフローコントロールが効いてます。
味に関しては、問題ないどころか猛烈に美味しいです。流石にこのサイズのクラプトンコイルなのでミストも滑らかで甘さが前面に出てきます。若干風味は飛び気味ですが、味の劣化を誤魔化せる程の莫大なミスト量でゴリ押ししてる感じというか。
まぁとにかく美味しいです。
総評
というわけで、wotofo RECURVE V2 RDA をご紹介しました。
無印の RECURVE RDA のような、手軽かつマルチに使えるフッワークの軽いドリッパーという立ち位置とは打って変わって、爆煙!!美味しい!!みたいなスケール感の RDA です。WOTOFO の DL 系アトマイザーって、いつも意味わからんくらい低い抵抗値のコイルがお約束みたいな感じで付属しているんですが、今回のは別格でした。いくらなんでも内径 5 mm のクラプトンコイルとは……。
このアトマイザー自体がどう見てもデュアルのクラプトンコイルでの運用を前提に作られているので、よっぽどシングルコイルのビルドにこだわりが無いのならデュアルコイルで使いましょう。絶対にそっちの方がいいです。
と、そんな感じの爆煙専門の最強アトマイザー、気になった方はご一考ください。
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