今回はお久しぶりな MOD のご紹介です。
MOD は MOD でもスコンカー MOD という、このブログで取り上げるのが実に半年以上ぶりなジャンルです。
今回の目玉は自動スコンク機能。なんと従来のボトルを押し込むスコンク方式ではなく、ボタンを押すだけで全自動でリキッドチャージを行うことができるんです。
使ってみた感想としては、手動スコンカーよりも安心感強めで、慣れさえすればかなり使いやすいってとこでしょうか。
その辺含めて見ていってもらえたらと思います。
今回も【VAPEWORX】さんよりご提供いただきました。
Table of Contents
DOVPO Pump Squonker Kit by DOVPO x ACROSS
ということで今回紹介するのが、DOVPO (ドブポ) の Pump Squonker Kit by DOVPO x ACROSS (パンプスコンカーキット)。お値段税込で¥16,800 也。
DOVPO といえば、以前紹介した ABYSS AIO しかり、デザインではなく機能面で他とは一味違ったデバイスをリリースし続けているメーカーです。
内容物はこんな感じ。
- Pump Squonker 本体
- 18650 バッテリー用スリーブ
- バッテリーシュリンク
- O リング
- バッテリーチェックカード
- マニュアル
- クーポンカード
バッテリーシュリンクが付いているのが面白ポイント。今回の MOD はバッテリーが見えるデザインなので、こういうのはありがたいです。
外観
外観です。
中心のラインからシンメトリーチックなシンプルなデザイン。全身金属で高級感があり、質感も高いです。
カラーバリエーションは、“BLACK” “SANDBLASTED SILVER” “GUNMETAL” の計 3 色。
本体上部には 510 の接続ポートのみ。ポートの周りには O リングがセットされているので、リキッドの滲みは予防されています。
ボタン類は、正面に纏めて配置されています。上からパフボタンとリフィルボタンですね。このリフィルボタンってのが、今回の話のキモになります。
リフィルボタンの真下のポッチがインジケーターランプになります。
バッテリー周りはこんな感じ。真下からの差し込み式です。スリーブをつけることで、18650 バッテリーまで対応。21700 、20700 サイズのバッテリーを使う際は、バッテリーの側面が剥き出しになります。昨今のハイエンドモデルの MOD にありがちなこのデザインは個人的にはそんなに好きじゃないんですけど、バッテリーのシュリンクまでこだわる人には結構いいんじゃないでしょうか。
バッテリーキャップの側面にローレット加工が施されてるのですが、バッテリーをセットすると意外と余裕がなくて結構回しづらいです。キャップサイズがもうちょっと大きかったらな、と思います。
反対側の下部にはリキッドタンクが。
タンクは触った感じ多分樹脂っぽい?感じでした。こちらもバッテリーと同様に底から取り外します。側面にちゃんとローレットが掘られているのですが、こちらは特に詰まってる感もないので、回し難いとかはないです。
底面全体はこんな感じ。
スペック
スペック時はこんな感じ。
バッテリー | 18650 / 20700 / 21700 (別売) |
サイズ | 81.8 mm x 52 mm x 25 mm |
モード | Bypass |
対応抵抗値 | 0.1 Ω 〜 3.5 Ω |
充電ポート | なし |
タンク容量 | 9 ml |
21700 サイズのバッテリーまで対応してることもあって、持った感じはそこそこデカいです。dot AIO を一回り大きくしたサイズな感じ。
22 mm 径のアトマイザー乗せると、そこそこ段差ができます。
24 mm 径のアトマイザーであれば、ピッタリとは言えないんですけど、ほぼほぼツラになります。
出力方法は、マニュアルには特に定電圧的な記載がなかったので、おそらく Bypass モードオンリーで合ってる……はず。間違ってたらごめんなさい。
充電ポートはないので、この MOD 単体では充電はできません。
使い方
では使い方です。
- パフボタン5クリック → 電源 ON / OFF
- リフィルボタン長押し → リキッド吸い上げ
ボタン操作はこんな感じ。基本的にセミメカニカルの MOD になるので、細かい設定とかは無いです。
インジケーターの表記に関しては、
- 3 回点滅 → ノーアトマイザー
- 5 回点滅 → バッテリー残量低下
- 4 回点滅 → MOD 温度上昇
- 5 回遅く点滅 → 通電時間オーバー
- 3 回遅く点滅 → チェックアトマイザー
みたいな感じ。ランプのカラーはグリーン 1 色で、電源 ON / OFF の際とエラー時のみ点滅する仕様になってました。ベイピング中の発光はありませんでした。
リキッドのスコンクは、リフィルボタンを長押しするだけ。内部のポンプが駆動して勝手に補充してくれます。インジケーターランプの点滅みたいな表示はないのですが、ボタンを押している最中はウィーンというモーターの駆動音と軽めの振動があります。
ただ一般的なスコンカー MOD みたいに手動じゃないので、リフィルの感覚とかはちょっと違います。リキッドの浸透具合とか、やはり実際に確認しながらリフィルしないとビッチャビチャになりかねません。感覚掴むまでは必ずトップキャップを外すか、RDTA を使ったほうがいいと思います。
総評
そんなわけで、DOVPO から Pump Squonker Kit by DOVPO x ACROSS をご紹介しました。
リキッドをポンプで吸い上げる、という斬新な機能を盛り込みながらも、セミメカニカル MOD というシンプルな使い心地を実現している MOD でした。
スコンカーといえば、持ち出した際に、勝手にスコンクされてカバンの中がビチャビチャになる問題がありますが、Pump Squonker であれば電源を切ってしまえばスコンクされることが一切ないので安心感が段違いです。
スコンクの具合は、正直手動タイプの方が、一度にアトマイザーに送られるリキッドの量は多いです。ただ Pump Squonker だと、供給されるリキッドの量が常に一定なので、慣れたらこっちの方がスムーズに使えると思います。
清掃に関してですが、この MOD 実はかなり細かく分解できるので、その気になれば細部まで掃除できます。意外と考えられているんだなぁと。
そんなこんなで、新解釈のハイテクかつシンプルスコンク MOD 、お探しの方はご一考ください。
VAPEWORX さんの商品ページはこちらから。