お久しぶりです。随分と更新が滞ってしまいました。激務→コロナ→後遺症→機材故障という負の連鎖に囚われていたわけでして……。えー、これからは今まで通りの更新ペースに戻します。
さて、今回ご紹介するのは INNOKIN さんのクリアロマイザーです。INNOKIN 社の代表的なクリアロマイザーである、iSub-V シリーズの続編に位置するクリアロだそうで。今後 INNOKIN から発売される MOD に付属するクリアロは、全部コイツになるんだとか。
使ってみた感想としては、”確かに進化しているんだろうけど、もうわからん……。”って感じでした。その理由も含め、見て行ってもらえたらと思います。
今回も【VAPEWORX】さんよりご提供いただいてます。
Table of Contents
INNOKIN Z Force Tank
という訳で今回紹介したいのが、INNOKIN (イノキン) Z Force Tank (Zフォースタンク) 。お値段税込みで¥3,800 也。
Z Force Tank はこれまでイノキンのスターターキットに付属していたクリアロマイザーである、iSub-V (アイサブ) シリーズの新世代機として発売されたクリアロマイザーです。iSub-V シリーズは、これまで爆煙系のクリアロタンクとして高い地位を築き上げてきたシリーズなので、名前すら一新したのは大きな決断だったのかなと。
内容物はこんな感じ。
- Z Force Tank
- 交換用コイル
- O リング類
- マニュアル
- WARANTY カード
初期セットがバブルタンクで、ストレートタンクは付属していません。バブルタンクは強制ですね。見た目的にバブルタンクは好みではないので、ストレートタイプのタンクがついていないのはちょっと残念。まぁでもアトマイザーのサイズと、予想されるリキッドの消費量を考えたらしょうがないんですかね。
スペックはこんな感じ。
サイズ | 28 mm × 49.5 mm | ||
タンク容量 | 5 ml | ||
エアフロー | ボトムエアフロー | ||
リキッドチャージ | トップフィル ( スライドキャップ ) | ||
ドリップチップ | 810 ( 510 変換アダプター付 ) |
外観
外観です。
バブルタンクのおかげで、いかにも爆煙って感じの見た目です。イカチー。
カラーバリエーションは、”Black” “StainlessSteel” の 2 色。爆煙タイプのクリアロとしては選択肢がかなり少ない。この手のアイテムは初心者向けの入門機としての側面も強いので、カラバリは豊富なのが通例。今回は結構思い切った後世になってます。
トップキャップはスライド式になってます。スライドする側には “Z Force” の刻印がありました。△のマークも付いているので、向きを間違えることはなさそう。
最近のクリアロだとこの方式がスタンダードになってきました。この手の爆煙アトマイザーだと、リキッドを充填する回数も増えてきます。トップキャップを取り外さなくてもいいのは、かなりポイント高いです。RTA とかでもこの仕様増えないかなぁ……。
ボトム部分のエアフローリングはこんな感じ。ハニカム?みたいな模様と独特な形状のエアホールが対角に 2 か所ずつ開いてます。
エアフローリングは全開~全閉までのレンジ。無段階で回ります。片側のエアホールのみとか、両側 1 個ずつ開ける、みたいな器用なことはできません。
因みに、エアフローリングをさらに回すと、コイルユニットの接点が露出します。
コイルユニットとアトマイザー本体との接続は、O リングを介してのみなので、引っ張れば抜けます。
タンク内の形状的に、中のリキッドが半分以下の状態であれば、そのままコイル交換ができます。
コイルユニット
続いてコイルユニット。
いかにも爆煙用って感じのサイズ感。デカい!!ゴツい!!
一見よくあるメッシュのコイルなんですが、実はこれ、デュアルコイルなんですね。外側と内側の 2 つのメッシュコイルによって、より多くよりシルキーなミストが楽しめます。
選べる抵抗値は、0.2 Ω と 0.3 Ω の 2 種類から。最早殆ど体感できないくらいの微妙なラインナップ。吸い比べても違いが判る人の方が少ないと思うので、予備のコイルだと思っておけば OK 。
コイルのセットアップは、上記の通り、アトマイザーのボトム部分を取り外して入れ替えます。超簡単。
吸ってみる
では早速吸ってみます。
プリセットの 0.2 Ω のコイルを使っています。
煙量に関しては、十二分どころか、多すぎるくらい。2 回吸っただけでもう部屋の中が真っ白になります。喫煙所では絶対に使えないミスト量です。
味に関しては、ミスト量にものを言わせた大味タイプ。思っていた通りな感じというか。とにかくミスト量が多いので、大味ではあるものの、しっかり濃い味に感じます。これはこれで美味しいけど、MTL 系の繊細なフレーバーの立ち方に慣れているとちょっと物足りないかも。
特筆すべきはミストのシルキーさ。メッシュコイル特有の滑らかなミストのおかげで、とても吸いやすく感じます。ワイヤーコイルと比較して、スピットバックが緩いのもポイントです。
総評
といった感じで、INNOKIN Z Force Tank をご紹介しました。
率直な感想としては、テクニカル MOD 付属のアトマイザーとして申し分ない性能のクリアロマイザーだなって感じ。メッシュのデュアルコイルから生み出される、バカみたいなミスト量は圧巻です。初めて VAPE に触れる方のイメージってやっぱり今でも”爆煙”だと思うので、初めましてがコイツになるのは結構いいのかなと思います。
まぁでも iSub-V シリーズと取って代われる程の実力差があるかと言われれば、個人的にはそこまでではない気もしますが……。iSub-V にもメッシュコイルあったしね。
こういうのは百聞は一見に如かずというか、実際に体験してみるのが 1 番なので、気になっている方は購入しちゃってもいいんじゃないでしょうか。そんなに高いものでもないですし。
そんなこんなで、新しくなった爆煙スタンダードのクリアロマイザー、よかったらご一考ください。
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